プログラミング的思考力をつけるには
「プログラミングができる人は無駄な作業をすることなく、最初から理想的な回答を出しているように思えます。 しかし、そこに至るまでに、何度も試行錯誤を繰り返しています。 この作業の繰り返しを積み重ねることによって、試行錯誤自体の精度も上がっていくのです。」
プログラミングに必要な思考力を高めるためには、たくさんの試行錯誤が要ります。
つまり、本当の実力は、悩みながらも「自力で」解くことで養われます。
自力で解けた喜びは、ヒントに頼ったときより大きいものです。
「まなびスタンププログラミング」は、どの問題からでも始められますが、各問はスモールステップで徐々に難しくなるように構成されています(= 言い換えると、一つ前の問題がヒントになっています)。
この教材は知識伝達型ではなく演習メインですので、自力で解け、かつ再現可能(なぜ解けたかを自分で理解している)を積み重ねていくように出来ています。
「分からなくなったら前の問題に戻る」が基本となります。
各教科の考え方
じゃんけん
じゃんけんは当てずっぽうで相手の手を当てるのでなく、相手の手を推理する練習です。手掛かりを増やす過程も大切になります。
相手の手が伏せられた時、自分の出した手によって結果が変わることから、推理できます。
最初に全部同じ手を入れてみましょう。その結果から相手の全体の手は判明しますが、どの手がどの場所なのかは分かりません。
1箇所だけこちらの手を変えてみましょう。結果が変わるのでその場所の相手の手がつきとめられます。あとはその繰り返しです。
ぬりえ
「ぬりえ」は、if文(条件分岐)を考えられるようになるためのトレーニングです。いっぺんに解こうとせず、「分けて考える」ことが大切になってきます。切り分けて考えることで、複雑に見えた問題も簡単になります。
そうじ
「そうじ」は、for文(繰り返し)を考えられるようになるためのトレーニングです。「繰り返し」を見つけることに気をつけて取り組んでみてください。